'99夏休み公演
チェンナムの夢〜涙のむこうに赤い夢を見た〜


公演日
東京公演:8月1日〜2日 きゅりあん大ホール
富山公演:8月5日 オーバードホール
大阪公演:8月11日 メルパルクホール
広島公演:8月18日 郵便貯金ホール


STORY
東南アジアのある街。長い内戦がおわり、街に子供たちが帰ってきた。戦争で家族が殺されたり、離ればなれになった子供たちが、廃虚と化した街の片隅で暮らしている。ゴミあさりや物売りをはじめ、生きる為に必死の子供たちだが、その明るく元気な表情からは、心の中の深い傷をうかがいし知ることは出来ない。そんな子供たちにも、金儲けに子供たちを利用しようとする大人達の企みが忍び寄ってくる。子供たちに、戦争で犠牲になった少女・チェンナムの記憶がよみがえる。出会いと別れ、希望と勇気、生と死-。そして、未来への夢を信じて戦争に散っていったチェンナム・・・。子供たちはチェンナムの夢を抱いて、新たな旅立ちを決意してたちあがる・・・。

STAFF(抜粋)
脚本・演出・作詞:犬石 隆
総監督・振付:森田 守恒
振付:小川 こういち
音楽監督・作曲:山口 e一
作曲・作詞・編曲:玉麻 尚一
作曲:金子 貢
作詞:森田 等
編曲:高木 茂治
振付助手:岸田 有子

CAST
チェンナム:加藤裕月/名塚佳織(一般公募)
チャム:小山 菜穂
クーリー:近藤 久美絵

ロンチュ:桝川譲治(客演)
モーリン:三浦丘美子(客演)
タオ:高橋広司(客演)
ソニア:坪井美奈子(客演)
チャダ:岸田有子(客演)

ナンプー:山城結布
スー:江口舞/前田織里奈(一般公募)
ココ:古賀久美子/澤本華世子
レイ:勝目雪菜(一般公募)/富岡美弥歌(一般公募)
ナック:鈴木絢奈/関谷彩花(一般公募)

斎藤由香子、渡辺早智子、鈴木麻実子、金子麻里、酒匂瑠李、今井沙那恵、駒谷 舞、石井咲
細木光太郎、山本夏海、富樫多紀(一般公募)

<東京特別参加>
久保田幸江、栗原 彩、前谷真紀、前谷友紀、久保田法江、阿部有希子、平野麻衣、笠間絵里香
金城亜美、加藤裕美、高瀬友規奈、吉野菜津子、金村じゅりあ、石井静

<富山特別参加>
三田村都美、畑野直子、四十物絵里子、飯澤麻里恵、田中七海、佐藤 宇、瀬川裕子
堀 こまど、牧野友香、山本真純、阿部有希、金山文香、高田明日香、能澤春香、堀彩未
政井 光、牛島立奈、久保田静香、澤村有紗、島田聖也、下田杏美、藤野智恵子、細川千尋
山田祐介、榎本愛花、京谷実紀、戸田千歩、鈴木彩子、早川千遥、林 佳織里

<大阪特別参加>
内藤美樹、川越美名、谷 みのり、新田めぐみ、森本 愛、諸岡亜紀、山田奈採、北島尚子
河野ふみ子、松井千佳子、泉 貴子、木澤良美、倉本尚子、橋本真依、山本亜矢子
戸田理江、野口百合子、八百亮輔、山本香織、亀田友理恵、北井更弥、中村真帆

<広島特別参加>
池本亜矢子、勢万恵二、石原優子、角島奈知、甲斐切愛里、柴原香子、野村綾華、松本 愛
星野未紗、山中 梓、迫田 優、深瀬智聖、森本大輔、渡部真亜美、市橋由香、大原杏奈
岡村真奈、加藤まい、川口潤子、谷口愛保、本藤明日香、松谷美沙、三代祐加、光田卓也
渡部功児、小林るい、野村璃紗、石原つぐみ、石井 麗、萩原絵美里、三原遼大


観劇レビュー

カンパニー旗揚げから2年が過ぎ、各公演によって着実に劇団員のレベルUPをしてきたミクロコスモス。
今回の公演は、旗揚げ以来数回の再演を経てきた「チェンナムの夢」のファイナル公演である。

ハッキリ言って、今回の「チェンナムの夢」が、今までで最高の出来ではないでしょうか。
もう、何度もこのページで取上げてるので、細かい事は書きませんが、
細かい設定の変更やミュージカルナンバーの順番の変更が有ったのですが、違和感がありませんでした。
いや今回の方がスッキリしていたかもしれません。特にチェンナムが「力強くて逞しい」役柄に変更されている所が良かったです。
それにしては、Jr.ミュージカルでこの重いテーマは、他の追従を許しませんねぇ
どんなにも惨めで貧しくたって、子供達の「穢れ無き笑顔」が有れば、その社会には希望が有るのかも知れません
しかし、どんなに経済的豊かであっても、子供達の「笑顔」が途絶えた社会って一体・・・幸せかなぁ?

キャストのお話・・・

前回のツアー時も、各地のジュニアキャストを募集して、普段大きな舞台に立つ機会が少ない子達にチャンスを与え
ミュージカル界の裾野を広げる役目を担いましたが、今回も前回同様各地の子達を舞台を立つ機会を与えていました。
それって良い傾向ですね。それによって地方のミュージカルが活発になれば良いし、
そうなれば、もっと優れた人材が現れるかもしれません。
また、今回は、アンサンブルだけでなくて、メインキャストにも一般公募の子を抜擢したりしてました。
多いにミクロコスモスの劇団員と選ばれた子には良い刺激となったでしょう。

さて、注目のチェンナム役は、劇団員の加藤裕月ちゃんと一般公募の名塚佳織ちゃんで、なかなか面白い組み合わせでした。
加藤裕月ちゃんは、凄く落ち着きがあり、なによりも神秘的で舞台映えが良い。なかなか器用そうな子なので、
次は3の線の役柄を見てみたいです。なかなか楽しいキャラクターを演じられると思います。
名塚佳織ちゃんは、心に染入る歌声が特徴ですね。是非一曲ソロの曲を聴きたいって思ってしまいました。
見た目は優しい顔立ちをしている子なのですが、凄く凛としてて、内なる芯の強さが表現できていました。
演技面で一皮剥けたと思います。
伝え聞く所だと、どっちか良かったかは伯仲ですね。

チャム役の小山菜穂ちゃんは、ジュニアプレイヤーとしての最後の舞台なのですが、彼女にとっても満足な出来ではないでしょうか?
言うこと無しです。
数年後に、大人の女優としてステージに帰って来て欲しいです。
クーリー役の近藤 久美絵ちゃんは、「怒り」のダンスは特筆する物がありますね。今でも夢に出そうです。
演技力もだいぶ付いて来たので、次回は主役候補No.1かな!?
ナンプー役の山城結布ちゃんは、芸達者ですね。「鏡のキューピット」のあの役柄から男の子の役までこなせるなんて凄いですね。

レイ役の勝目雪菜ちゃんと富岡美弥歌ちゃんには、皆さん燃え(萌え)てましたね。二人とも極自然に舞台にも溶け込めていて
凄く可愛らしかったです。二人とも今後とも活躍するでしょう。
ナック役の鈴木絢奈ちゃんと関谷彩花ちゃんにも、皆さん燃え(萌え)てましたねぇ。彩花ちゃんは、(一部で)人気急上昇でした。
でも、演出による物なのかもしれませんが、二人ともやや表情が固かったです。

うーん、その他で目に付いたのは・・・
斎藤由香子ちゃんはアンサンブルで大活躍って感じでした。彼女もミクロコスモス卒業ですね。おつかれさまでした。
一部で密かな人気を誇る久保田法江ちゃんも、うーんアンサンブルだけでなく役付きでちゃんと見たいなぁ・・・

総括(?)
今回の「ロンチューズ・バー」は皆さん脳殺されてましたねぇ。だめですよ!!「生きてて良かった!!」なんて鼻の下を伸ばしてちゃ!!
(↑結局それかい(爆))